回って倒れて転がって
どーも!ちゃありぃです(^^)
教養をつけようと思って読み始めた「市民のための世界史」を読み終わりました٩(๑^o^๑)۶
この本は大阪大学の歴史の授業で使われている教科書みたいです。阪大生の知り合いに頼んで譲ってもらいました。
今まで歴史は苦手科目であんまり頭に入ってなかったこともあって、読みきるまでに2週間以上かかっちゃいました(^^;;
ずっと読もうと思ってた本、ちょっと時間のある今やっと読み始めることができた。心底今の教育制度は無意味なことが多いと思う。意味あることは自分で取りに行くしかない。歴史は暗記科目ではない。
— ちゃありぃ (@my_charlie_red2) 2017年2月26日
ちなみに僕が言う最強の文系っていうのは知識としての文系じゃない。詳しくはそのうちブログにて。 pic.twitter.com/VcBfk9oEa7
せっかく最後まで読みきったので、今回はこの本から学んだことをシェアしたいと思います(^^)
そもそもこの本は大学で教科書として使われているだけのことはあって、高校までの歴史の教科書とは味が違います。
どう違うのかというと、高校までの歴史みたいな暗記するべきことは書かれていません。
年号とか、人物名とか、そういったものをただただ暗記させるためだけの本ではありません。
代わりにある出来事の背景だとか、全体的な流れだとかを俯瞰的に理解できるようになっています。
そもそも僕が中学生のときに歴史が苦手かつ嫌いになったのは、歴史という科目がただ教科書に書いてある4桁の数字と人物名という文字の羅列を詰め込むだけのもので、面白みが感じられなかったから。
そんなものを覚えて何の役に立つんだと思ってました。
それよりは理科や英語の方がよっぽど実用的だと思っていて、得意科目は理科と英語でした。
役に立つから面白い。面白いから得意。という思考回路でしたね。
そしてその思考回路に沿わない歴史という科目はテストの時だけ覚えて、テストが終わったら忘れるという繰り返しでした。
それで7〜8割くらいは得点できていたので、学校の勉強はほとんど無意味に思えてきますね…
おっと、話が逸れてしまいました。
この大学の歴史の教科書から学んだことをとりあえず3つ綴っていきますね!
1.過去は全て現在と繋がっている
当然といえば当然ですが、歴史というのは本の中だけの物語ではなく、現実に起きたこと。そして、歴史があったからこそ今のこの世界があるということ。
20世紀の終わりに生まれた僕にとって、第二次世界大戦だとか、フランス革命だとか、アヘン戦争だとか、かつてそういった出来事が実際に起きたということには全く実感が伴いません。
多分それはどれだけ歴史を研究したとしても、真に実感することはできないでしょう。
しかし、俯瞰的に歴史上の出来事を見て、その背景に流れる原因や考え方を拾っていくと、確かに現代につながるものがあるなと感じるのです。
この本を読んで歴史というものがちょっとだけ身近なものに思えてきました。
2.永遠なんてありえない
20年そこそこしか生きていない僕にとって、今あるこの世界は当たり前のものです。
お腹が空いたら何か好きなものを食べることができて、海外旅行に行こうと思えば飛行機に乗ればすぐに行けて、友達に会いたくなったらラインをする。
日本という国は民主主義の国で、選挙というものは男も女も平等に権利を持っていて、誰もが決められた年齢になると学校に行く。
それは当然だと思ってました。
でも、歴史を見ると当然が当然のようになくなります。
この本の最初の方に登場した中央ユーラシアの騎馬遊牧民族。「こいつら最強かよ!このままいけばそのうち全世界征服するな!」なんて思っていたら、数ページ後にはソグド商人ってやつらの話になってました。
イギリスがアメリカとかインドとかアフリカとか、いろんなところに植民地を持っていて、産業革命まで起こして「イギリス最強かよ!このままいけばそのうち世界中植民地だな!」なんて思ってたら、数ページ後には世界大戦が起こっていました。
そして思いました。
今どんなにすごくてもいつかは弱ってきて廃れるんだなぁ、と。永遠なんて存在しないんだなぁ、と。
3.同じものでも見方によっては全然違う
これについては特に第二次世界大戦の下りで思いました。
日本は戦争中の自国の行為について、戦後まもない頃は自虐的な解釈をしていました。しかしその後、自由主義史観という見方が生まれて戦争に対する日本の主張が変わりました。
これと同じことがいろんな場面で言えると思います。
テストで70点を取ったとして、「70点も取れた!」と思うのか「70点しか取れなかった…」と思うのか。
同じ70点でも見方によって意味が違うわけですね。
多分、歴史が好きだという人はいろんな考え方に対して寛容になれるのではないでしょうか?
ある出来事に対して自分とは違う考え方を持った人のことを、自分とは違うと非難せずに「そういう考え方もあるよね」と言える。
歴史って面白い!
中学や高校で習う歴史は面白くないけど、それが歴史の全てじゃない!
そう思わせてくれる一冊でした(^^)
歴史なんて面白くないと思っていた理系の大学生でも最後まで読めました。
歴史なんて役に立たないと思っていたけど、役立ちそうなことがたくさん学べました。
これからもどんどん教養をつけていきたいと思います٩(ˊᗜˋ*)و
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました!